― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

ゆめたろうプラザ

10月号 会館の繁忙期

館長 竹本義明

自主鑑賞事業

10月になり県内の文化ホールでは2007年度後半のイベント・ガイドの発行、集客のための情報発信など地域の創造活動としての芸術祭が開催され1年でもっとも活気のある忙しい時期を迎えている。本館も7日の文化協会「芸能祭」を皮切りに14日の「東京佼成ウインドオーケストラ公演」、21日の講談「神田 紫公演」が行われた。東京佼成ウインドオーケストラは、今回のプログラムに対する地域の吹奏楽愛好者の期待と、実行委員の精力的広報活動で満席となるコンサートであった。講談は、伝統文化に触れその発声や話し方から日本語を再認識することを目的に教室を開いており、その受講者の方や年配者の方が来館し充実感のある公演となった。伝統芸能公演は、公立文化ホールとして開催する責任があり、継続したい公演である。

芸術と科学のハーモニー事業

大人の木工教室入門編とハンドパペット制作が行われた。11月に予定している人形劇団による「ゆめプラファミリー人形劇(夢知遊座) 」代表による人形制作は、多数の参加者で盛況であった。素材が柔らかいスポンジ材料のため、子どもたちは仕上げるまで相当苦労していたようだが、全員納得のゆく人形を作っていたように感じた。すでにハンドパペットによる11月11日の人形劇1回目公演は完売となっている。13日には「光の芸術祭(彩り)」がゆめたろうプラザ・流れの池を会場として、3本のトランペットによるファンファーレと映像作品の上映で開始を告げ、ゆめホタルが点灯する中でフルート四重奏の演奏が行われ好評であった。27日には地域の方に科学の面白さを紹介する始めてのイベント「光をもっと知ろう」(サイエンス・トーク第1弾)が地元企業「日油株式会社」の協力で計画されている。

会館業務

館長の重要な職務のひとつとして、アニュアル・レポート2006(平成18年度事業年報)を2日に町の全員協議会で報告を行い、あわせて活動評価に基づく改善案を申し上げた。また、会館オープン4年目に入り貸館受付を変更した。10月からは会場確保のため早朝から玄関前に並ぶ必要がなくなり、各週で練習会場として利用する場合、毎週来館して申請する必要がなくなる。申請受付の順番を決める抽選を行い抽選結果の順に受付をすることとなった。10月11日には企画会議を開催し、事業委託先であるNPOと2008年度事業の調整を行った。

その他

ギャラリー活性化事業及び今年度ミュージカル公演の実施について検討を行った。年度途中の自主事業は予算の手当てが出来ないが、無謀にも実施の方向で進めている。11月15日は、私が武豊町民会館館長として愛知県公立文化施設協議会での講演を依頼されている。小牧市が担当となっており「公立文化ホールの事業運営の活性化」についてと題して、低迷する公立文化ホールが元気になるような提案を含めた講演を行いたい。