4月号 館長就任挨拶
館長 竹本義明
安藤隆之前館長の後任として、今年4月より武豊町民会館館長に就任した竹本義明です。現職の名古屋芸術大学教授を務めながらの館長就任となります。私は1972年武蔵野音楽大学卒業後、?名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団し、17年間演奏者として活動してきました。1989年から名古屋芸術大学で教鞭を取り、演奏家、教育者の育成を行ない、2000年には大学の学科改編を実現させ、全国に先駆けて「音楽文化応用学科」というクラシック音楽以外に興味を持つ学生を受け入れて、音楽関連業種への就職を目的とした学科「音楽ビジネスコース」を立ち上げました。
安藤隆之前館長の後任として、今年4月より武豊町民会館館長に就任した竹本義明です。現職の名古屋芸術大学教授を務めながらの館長就任となります。私は1972年武蔵野音楽大学卒業後、?名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団し、17年間演奏者として活動してきました。1989年から名古屋芸術大学で教鞭を取り、演奏家、教育者の育成を行ない、2000年には大学の学科改編を実現させ、全国に先駆けて「音楽文化応用学科」というクラシック音楽以外に興味を持つ学生を受け入れて、音楽関連業種への就職を目的とした学科「音楽ビジネスコース」を立ち上げました。
今回の武豊町民会館館長就任は、大学で「アーツマネジメント」を担当する私にとって、まさに大学教育の実践の場を与えられたことと考えています。私自身、机上の理論より実践が有効である事を人一倍理解しています。全国の2000を超える公立文化施設の中で、実演家出身の文化会館館長は名誉職的なものを除くと皆無と承知しています。武豊町が英断をもって実演家出身者を館長とすることの意義を重く受けとめています。
武豊町民会館は創設当初より、地域住民によるNPO団体育成、実行委員会方式による自主事業の実施、そして会館登録の「ゆめプラスタッフ」組織の活動により、武豊町民会館は全国の公立文化施設運営の模範となるレベルにまで育っています。鑑賞事業の会員組織である「ゆめプラメイト」は、会館の活動を支える大きな力となっており、前館長と会館職員が創り上げた運営の基盤を踏襲しつつ、新しい町民会館の発展を目指してゆきます。
私はいま町内を歩き、その歴史・文化に触れて町民と会館の接点を模索しています。私の館長としての役目は、地域文化の創造と優れた芸術鑑賞の機会を多くの町民とともに実現することだろうと考えています。会館の最も利用度の高い音楽分野事業の充実を図り、それ以外の芸術分野にも配慮したバランスの良い運営を行うことが期待されています。
未来への確信をもった明確なビジョンを示し、中長期にわたる具体的方策を提示して、新しい価値の創造のため決断力を行使すること、あらゆる場所において説明責任を十分果たすことが、館長としての私に課せられた職務と考えています。
どうぞ宜しくお願いいたします。