7月号 平成19年度事業計画の進捗状況
館長 竹本義明
第1回運営委員会開催
平成18年度事業実績報告は、会館の利用者が10万人弱で施設の平均利用率が前年比2.5ポイントアップの66.8%であったことに、運営委員から概ね妥当な評価を頂き、引き続きギャラリーと和室の利用向上を図るよう要望があった。平成19年度文化振興事業は、内容としてバランスが良いという評価を頂いた。施設利用について、今年2月の利用者との意見交換会において、利用者より町民会館の使用許可の変更を求める声が上がっており、現状の先着順から抽選方式への要望を実現する手続きを進めることとなった。また、子ども会からの要望としては、「芸術と科学のハーモニー事業」の中でも人気ある講座について、講座申し込み方法を検討することと、参加できる人数の増加を可能にして欲しいとの要望が出された。芸術と科学のハーモニー新事業として、「サイエンス・トーク(仮称)企業の人材による講座」が検討されていることを報告した。
鑑賞事業
7月20日 地人会公演 朗読劇「この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ」が大盛況で終了した。関連企画として本館ギャラリーにおいて「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真展」が
開催された。これからの鑑賞事業のチケット販売は、「亀渕友香&VOJA on LOVELY SOIREE」公演が60%の販売済みで、あともう一歩というところである。「東京佼成ウインドオーケストラ公演」は、実行委員会を3回実施し広報・宣伝に積極的に行っており、販売に期待が持てそうである
第二次音楽集団の件
先月末、教育長に企画説明を行い了解して頂いた。演劇集団に続く音楽集団として、他の地域にない特徴のある音楽集団ということで、「スイング・ジャズバンド」を提案した。鑑賞者が創造者になりたいという願望があり、育成事業の重要性から活動が継続できる環境を充実させていきたい。指導陣の人材も目処がつき、8月より参加者を募ることとなる。
アニュアル・レポート2006の作成
平成18年度「ゆめたろうプラザ」実績報告書が出来上がり、自己評価の観点から館長がアニュアル・レポート(年報)を作成しなければならない。8月中に完成させ20・21年度事業企画に反映させることができればと考えている。将来的には外部評価の導入も視野に、地方文化施設の評価のあり方として、本館にとって適切な評価項目の検討を行いたい。。
佳の会第24回定期公演
武豊高等学校教諭 榊原佳子先生が、長年にわたりこの地域で「佳の会」を主宰し、地域音楽活動に中心的な役割を担ってきたが、今回24回目の公演が半田市福祉文化会館(雁宿ホール)で行なわれた。日頃から本館の事業にお世話になっていることもあり鑑賞に伺った。主に歌とピアノのメンバーによるオペラのアリアや親しみのあるピアノ曲が演奏され、ナレーターの進行が功を奏していた。また、榊原先生の音楽会全体にわたる演出が素晴らしく、後半は美空ひばりの曲が合唱形式で演奏され、肩肘をはらない演奏会で愉しめた。このような演奏会活動が、地域住民のクラシック音楽への関わりを広げてくれるものと期待を持つことができた。