― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

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9月号 地域創造支援事業 町民劇団「TAKE TO YOU」公演

館長 竹本義明

平成20・21年度自主事業企画案を提案

9月1日に平成20・21年度事業、ならびに第3回「武豊春の音楽祭2008」についての企画案を提案した。内容について今後さらに検討を加えてゆくこととなるが、町民会館の全施設を駆使した大変大掛かりな音楽祭になるであろう。公立文化会館の社会的使命が、地域創造活動拠点として益々重要性を増す中で、地域の芸術家の発掘を含め、会館の機能を最大限に引き出す公演を実現し、県内同規模施設の自主事業のモデルケースとして全国へ情報発信をできれば考えている。当然開館10年目を視野に入れた中期計画事業としての意味もある。20年度事業については、概ね今年度並みの規模でバランスの良い公演が計画出来そうである。

アニュアル・レポート 2006

今年3月に公立文化施設における政策評価等のあり方に関する調査研究として、?地域創造より「公立ホール・公立劇場の評価指針」と題した報告書が出された。本館は、開館以来年報としてアニューアル・レポートを作成・公開してきたが、今年も2006年度版を作成した。今後、他館の動向を見極めて会館独自の適切な評価の実施に取り組みたい。

町民劇団公演「武豊ものがたり」

今回の公演は、原作が公募作品で武豊町を題材とする内容であった。2日間で3回公演を行ったが、入場者は3公演で58%の入りであった。入場者数を一つの指標とすると、必ずしも公演が成功とは言えないが、ご来場頂いた観客の方々の声としては満足度が高く、公立文化会館が行う地域創造支援事業として上演の意義が理解されたものと考えられる。何よりも演技やセリフが素晴らしくレベルの高さが感じられた。劇団ということで演技に主体が置かれているが、ミュージカルを標榜するのであれば歌に磨きをかけ、ダンスの動きを機敏で統一性のあるものへ向上させるべきである。活動は今年度が一区切りとなるが、今後も継続して劇団を維持発展させるには、劇団員の確保と運営の在り方を考えた再スタートが望まれる。

写真:町民劇団公演「武豊ものがたり」の一コマ

ゆめプラモーニングコンサート

19日(水) 今年度第1回となるモーニングコンサート「私たちとロマン派の音楽」を実施した。水曜日の午前中、ティータイムをはさみほぼ満席の観客が気軽に鑑賞を愉しんだ。残る5回のコンサートも期待が持てる。出演者が自立して公演を実施する素晴らしい取り組みであり、会館として今後ともサポートを継続したい。

ギャラリーの現代美術

芸術と科学のハーモニー事業の一環で「アートがつくる不思議な世界」が22日から3日間開催された。3人のアーティストの作品が、なんとも不思議な体験・体感を作り出していた。特に田部井 勝氏の作品「邂逅(わくらば)」は、鑑賞者が実際に作品の上を歩き、その痕跡が目に見える形で確認できるもので、子どもたちに好評であった。

光の渚プロジェクト

ラグビーワールドカップ第6回目となる今大会、日本代表は予選プールBで強豪フィジーに惜しくも負けましたが、9月29日、今年度フレンドシップ事業の締めくくりで、籾山町長と議会代表、そしてNPOメンバーがフィジー諸島共和国を訪問し、環境問題と国際交流をテーマに「ゆめほたる」の実演をし、ゆめホタルがフィジーと日本で同時に光りました。今後、新たなフレンドシップ事業について検討することが課題となっている。