― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

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2016年 6月号 6月の会館業務

6月に入り梅雨の季節になったが、関東は空梅雨で水不足が深刻となっている。今年の夏は猛暑になる予想が出ているが、東海地域では特に厳しい暑さが続くようである。

知多半島春の国際音楽祭は、4月から募集が始まった出演者と演奏会場提供者のマッチングイベントが6月11日に実施され、前回より若干少ない応募であったが、参加者が「みんなでつくる音楽半島」の目的を理解されており、充実した公演が実施できそうである。また、音楽祭実行委員会の取り組みにおいて、新施設がオープンした東海市、主要施設の指定管理者が新しくなった知多市、そして商業施設がオープンした常滑市で公演が活性化することが期待できる。

6月7日~12日の期間で第22回武豊町絵画展があり、町民会館職員の指導で実行委員会が作品搬入セッティング、開催期間中のアテンダント、終了後の作品搬出と会場の現状回復がスムースに行われたが、入場者の増減はなく従来の数字に止まった。

6月12日は、9月に上演される松竹特別公演「芝桜」と白石加代子「百物語」のチケット販売が行われ、予想されたチケットを売り上げることができた。今後完売に向け取り組むことが課題となっている。

6月22日には数年前から懇意にしている高浜市にあるイタリアンレストラン温古舎にうかがった。オーナーが毎月22日に親しい方に案内する「22日の会」で、ゲストを招きコンサートや講演を実施し食事会を開催している。今回は昨年10月に行った「トランペットの歴史」のレクチャーの2回目ということで依頼されたが、最近殆ど楽器を演奏する機会がなく、テーマを「オーケストラのステージドア」として、私が経験してきたオーケストラ運営の詳細についてお話しをさせて頂いた。オーケストラ団員の練習や本番など職務に関わること、楽器や楽譜に関わること、そして指揮者とオーケストラの関係など、一般の鑑賞者が知りえないことをお話しし、あらためてオーケストラに興味を持っていただいた。
この会は社会においてそれぞれの立場で活躍している皆さんが集う会で、いずれも芸術に造詣が深い方ばかりで楽しい時間を過ごすことができた。

11月20日に開催する「国民文化祭あいち2016」の準備が進んでいる。県内市町の中で特色ある「協働のまちづくりフォーラム」を実施する予定で、現在確定している全体の流れは、オープニングで魅力あふれる街をテーマにしたミュージカルナンバーのパフォーマンス。町民劇団他によるまちづくり探検隊パフォーマンス、協働のまちづくりを実践している自治体の参加によるフォーラム、Swing Band TAKETOYO他による世界の街角を題材とした記念コンサートと盛りだくさんな企画が予定されている。