― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

ゆめたろうプラザ

2016年 7月号 28年度武豊町民会館運営委員会

7月16日に平成28年度第1回武豊町民会館運営委員会が開催された。委員全員が出席し、平成27年度ゆめたろうプラザ自主事業実績報告、平成28年度事業別予算額及び自主事業計画が報告され、運営委員から概ねご理解をいただいた。

予算面で例年と異なる部分は、管理費が開館13年目を迎え施設機能維持のための工事費、そして、先の東日本大震災で吊り天井の落下事故が多く発生したことにより、建築基準法が改正され、天井脱落対策の規制が強化されたことによる施設整備費の計上があった。

本館の特徴である行政とNPOによる管理運営の協働については、評価されながらも協働の共通理解の必要性について指摘があり、町から示されている「今後の町民会館の管理運営の基本的考え方について」しっかり取り組む必要性を感じている。

昨年11月にオープンした半田のミツカンミュージアムにおいて、7月2日、3日の2日間 「七夕ナイト(ゆめホタルと音楽のしらべ)」が実施された。ゆめホタルは、ゆめたろうプラザが環境と心にやさしい光のアートとして、LEDで製作したイルミネーションであり、1日目は野外、2日目は雨天のため屋内で名古屋芸術大学「アンサンブルラヴィ」の演奏とともに2か所の公演が経験できた。

7月9日は毎年この時期に実施している恒例の「ゆめたろう寄席」が行われた。今年はいままでで最大の鑑賞者数の中で公演が実施され、継続公演の必要性が感じられた。

7月17日に武豊町立図書館開館30周年記念ナイトライブラリーコンサートがあった。演奏は名古屋芸術大学の協力で「Akane trio with Hitomi」が演奏し、多くの観客が集まり盛況であった。本館の職員が鑑賞に出かけた印象を伺ったところ、演奏内容は良かったが、進行に改善の必要があるとの意見があった。事業を重ねるごとに運営を充実させるために、本館としても協力をする必要がある。

7月19日「全国芸術系大学コンソーシアム設立総会」が東京藝術大学であり出席した。

2020年の東京オリンピック競技大会及び東京パラリンピック競技大会の開催を契機として、全国の国公私立43芸術系大学が、我が国の芸術文化を推進するため、大学の枠を超えた連携・協力により、一大プラットフォームを構築し、スケールメリットを活かした芸術実践活動や人材育成共同プログラムをダイナミックに展開することを目的として設立したものである。

会の設立については、前東京藝術大学宮田亮平学長が中心となって提唱したもので、宮田学長が今年文化庁長官に就任したことを契機に設立総会が実施された。いままでも関東圏の16大学によるコンソーシアムがあったが、今回のように音楽、美術、デザイン等の専門の枠を超えて芸術系大学が一同に会したことは初めてであり、今回示された5つのプログラムの実施に向けて結束することが確認され、あらたな芸術の社会貢献に期待したい。