2017年 5月号 事業と人事異動
5月3日、昨年に引き続きカナダの劇団コープス「ひつじ」によるライブパフォーマンスが行われた。あらためてゆめたろうプラザの施設を概観すると、鑑賞や生涯学習活動に活用する施設と東側に広がるなだらかな丘陵があり、通常は児童が参加するワークショップ等のイベントの合間に元気に遊びに興じている芝生広場が、田舎の牧場をイメージする劇団コープス公演の会場としてふさわしく、晴天に恵まれ実施できたことは劇団の本領が発揮できたと考えている。
16日に「武豊町文化発信事業実行委員会」が行われた。本館の事業は、大きく分けて館主催とNPO主催があり、どちらにも該当しない事業を実行委員会形式で実行している。この実行委員会では、主に芸術と科学のハーモニー事業としての小惑星探査機「はやぶさ」関連の事業や講演会や、「陸上自衛隊第10音楽隊ふれあいコンサートinたけとよ」を実施しており、この日はふれあいコンサートの実施についての詳細が報告された。
今年度、武豊町は任期満了に伴う町長選挙があり、無投票で現職の籾山芳輝が4選を果たしたことにより、今月18日に人事異動があり千田裕美子事務長が就任し、事務長補佐として青木隆が着任した。千田事務長は数年間町民会館に勤務しており、引き続き会館管理及び事業運営が充実することと期待している。
19日、20日に「2017日本吹奏楽指導者クリニック(ジャパンバンドクリニック)」があり、浜松市に滞在した。今年で48回となるクリニックに名古屋芸術大学ウインドオーケストラがゲスト出演し、吹奏楽演奏の可能性を紹介するため、大学のミュージカルコースを伴ったコンサート形式の中でダンス、歌を交えた舞台を披露し好評であった。
吹奏楽は小学校から職場、一般まで100万人を超える人口がいると言われているが、一時的な経験者を含めると500万人を超えるとされるが実態は定かではない。そして、その活動分野は、座奏による演奏会形式の演奏、マーチング、アンサンブルなど多岐にわたり、その活動範囲はまだまだ可能性があると考えている。
多くのスクールバンドがコンクールを活動の中心にしているが、コンクール以外の依頼演奏への取り組みに悩みを抱えていると感じており、今回の本学ウインドオーケストラの演奏が悩みの答えになると考え内容を企画した。
19日の交流会では、全国から集まった吹奏楽指導者との交流で旧知の指導者と情報交換をすることができた。開催期間を通じて楽器別講座、レパートリー研究、指導法など多くの講座も開催され、吹奏楽に関わる新しい情報が提供されていた。
28日に「こまき市民文化財団」の設立記念式典があった。財団は小牧市の文化芸術の振興及び生涯学習の推進を目的に設立され4月から本格的に運営されている。今後財団が行うこととして「魅力的な舞台公演を目指して」「いつもにぎやかな市民会館」「夢を一緒にかなえましょう」「他の県や市との共催事業を開催」となっている。