2018年 4月号 2018年度事業の始まり
毎年4月の年度初めは事業が少ないが、従来から年度末に実施されてきたレクチャー公演第10弾「神田京子のわくわく講談塾in武豊」が7日に実施された。また、本館の特色ある芸術と科学のハーモニー事業は、21日に「モデルロケット製作教室&打ち上げ大会」が晴天に恵まれ実施できた。
21日には「名古屋芸術大学新入生のフレッシュマンキャンプ」実施に伴うホール使用があった。大学が新入生を迎え入れるこの時期、それぞれの学科、コースで独自にミーティングを実施する会が開かれるが、今年度は芸術学部の新入生全員がバス12台で常滑市にあるイナックスミュージアムを鑑賞し、昼は南知多で海鮮浜焼きバーベキューを堪能し、昼過ぎにゆめたろうプラザでミュージカル公演を鑑賞した。
公演では、舞台実演、音響、照明スタッフはすべて在学生が担い、第1部は「NUA First Year Seminar スペシャルレビュー」、第2部で「キャンパス・ミュージカル」でキャンパスライフを紹介する創作ミュージカルが上演された。
25日は審査員を務める岩倉市文化振興事業審査会があり、申請のあった創作市民ミュージカルを選出に関わった。最近は市民からの事業申請が少なく、今後の取り組み課題として市民の積極的な文化芸術活動の推進について意見が出された。
午後から愛知県図書館でアイチトリエンナーレ参与会議があり出席した。今回で4回目となる2019年開催概要について津田大介芸術監督のプレゼンテーションがあり、第1回目からのコンセプトである現代美術と舞台芸術、とりわけ音楽プログラムの充実に対する発言が印象に残った。
27日は三重県津市の前葉市長と文化振興課職員が本館を行政視察した。津市は市町村合併により久居地域にあった市民会館の老朽化に伴い、津市久居ホール(仮称)建設が着工したところである。私も管理運営委員会メンバーとして関わりを持ってきたが、ホール完成後の運営が今後の課題であり、合併により管理対象となった多くの文化施設との関係性も大切な取組みとなっている。津市が今後のホール運営について指定管理者制度の導入を考える中で、武豊町民会館の運営(行政とNPOとの協働)を参考にするため視察に訪れたと考えている。
28日は本館の会員組織のゆめプラ総会が実施された。アトラクションとして「和太鼓×マリンバ GONNA」の公演があり、例年より多くの会員の方の参加があった。会員の入会は事業の人気度によって左右される傾向があり、会員減少の傾向が止まらない中で認知度の高いゲストを招聘することを考えているが、事業予算が縮小される中で効果的な方策が見つからない状況となっている。
総会に出席いただいた会員の皆様には会員継続と新規入会への協力をお願いした。