― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

ゆめたろうプラザ

2018年 7月号 平成30年度第1回運営委員会

7月7日にサロンコンサートの第3回目として、ピアニストの赤松林太郎氏による公演が行われた。メロディーの横の流れに加え、縦のリズムや強弱を明確にした個性的で力強い演奏が展開された。

7月12日は「愛知の文化芸術の振興に関する有識者会議」に委員として出席した。愛知県は平成30年3月に「愛知県文化芸術振興条例」を制定し、それに基づき「あいち文化芸術振興計画2022」の策定に取り組んでおり、2018年度から2022年度までの5年間の計画を策定のための委員会である。

内容は「文化芸術の力で心豊かな県民生活と活力ある愛知を実現」として、めざすべき姿を明らかにしその実現に向けて3つの基本目標を設定し、基本目標を達成するために9つの基本課題を設けている。

具体的には37項目の主な施策が示され、16項目の数値目標を設けたことは評価されてよいだろう。文化芸術に数値は馴染まないということで入場者以外は曖昧にされてきたが、数値目標の中でも今回芸術文化振興に係る計画を策定している県内市町村の数を、現在より増加させる目標を掲げたことに期待している。

7月9日に梅雨明けが発表され、この地域は一気に35度を超える猛暑日が続くようになった。猛暑の中12日に「佳の会35周年記念公演」が行われた。音楽&素敵な出会いとして、榊原佳子さんと素敵な仲間により内容盛りだくさんの公演であった。仲間の多くは日頃から本館を利用し発表や公演を実施していただいている方ばかりである。

7月25日に今年度第1回目となる「武豊町民会館運営委員会」がおこなわれた。今年度は住民から運営委員を募集したが申し込みがなく、従来の運営委員会設置要綱に基づく委員で開催した。引き続き募集は継続して行うため町民の皆さんの応募に期待したい。

委員会は、平成29年度自主事業実績と平成30年度自主事業計画概要と中間報告が報告され、多くの意見が出された。事業全体について概ね高い評価をいただき、個別の事業について貴重な意見があった。

入場者が少ない事業についての広報活動について、中日新聞半田支局長の協力表明があり、ケーブルテレビの利用、武豊線や観光との連携について委員からアドヴァイスがあった。

昨年度は入場無料で事前に整理券を配布した事業で、当日の入場者が大きく予想を下回る例があり、その対応について意見交換があった。また、予算が減少し文化振興事業費の削減傾向への懸念、施設営繕工事及び主な修繕工事への取り組みについて意見があった。