2019年 2月号 平成30年度第2回運営委員会
平成30年度第2回武豊町民会館運営委員会が行われ、平成30年度のゆめたろうプラザ自主事業中間報告、平成31年度自主事業別予算及び自主事業計画概要案が報告された。今年度は2年に一度の「知多半島春の国際音楽祭2019」があり、年度末に事業が集中することになった。
平成30年度自主事業は、定着したレクチャー公演の第10回目「神田京子のわくわく講談塾in武豊」に始まり、メイト総会では「和太鼓×マリンバGONNAゆめプラスペシャルコンサート」が行われた。
毎年楽しみにセット券を購入する鑑賞者が多くなっている「ゆめプラサロンコンサート」公演は6回行われ、最適席数200席とする小ホールに180人前後の入場者があり、いずれの公演も好評であった。会場となる本館の響きホールは、小編成のクラシック音楽に適した作りとなっており、八角形の平土間型ホールの開放的な空間での公演が評価されているようである。
本公演は、単独での開催が予算的に厳しい公演を、近隣ホールの連携で実現可能となったもので継続して実施されている。今年度はサロンコンサートの枠に入れられなかったオカリナ七重奏公演を別途開催し、また以前に公演を行い好評であった「ヴァイオリンリサイタル 石田泰尚の世界」を実施したため小ホールで行われた自主公演は実質8回公演となる。また、今回は本館に複数回公演に来ていただいたサクソフォン・カルテット「カルテット・スピリタス」による小学校でのアウトリーチが町内の4小学校の4年生全員に5日間にわたり実施された。
響きホール公演では、シリーズとしてのモーニングコンサートが年間6回行われ、公演を重ねるごとに充実した内容となり、演奏者が事前の企画やチラシ作成に積極的に取り組む姿勢が感じられた。
6年目となるジョイントフェスティバル愛知による公演「ぐっすりおやすみ」(スエーデンの劇団シアター・トレ)では、輝きホールの舞台上で俳優と観客が一体となった演技が繰り広げられ、新しい発想で楽しんでいただいたようである。
唯一の町教育委員会主催公演である「ゆめたろう寄席」は従来から輝きホールで実施してきたが、今回会場を響きホールとしたことで、より近くで鑑賞することが可能となり魅力が増したため、2019年度は年2回公演を予定している。
実行委員会を組織しての事業は、武豊町で活躍する文化協会による「芸能祭」や「武豊町民文化祭」、「ギャラリー企画展」があり、武豊の特色である「芸術と科学のハーモニー特別講演会」、「はやぶさ2関連講演会」が行われた。
「知多半島春の国際音楽祭2019」では、武豊町独自に7本の公演を予定しているが、すでに6本が終了となる中、他地域では満席となると思われる公演の集客が芳しくなかった。そのような事業について料金設定や日程に問題はなく、全国的な情報が行き届いていないことが理由として考えられる。必要な販売促進は手を尽くしたと思っているが、あらためて取り組みを考えることが望まれる。
平成31年度は、武豊町制65周年として事業に冠をつけることとなっているが、6回のゆめプラサロンコンサートの他「宝くじふるさとわくわく劇場」や「清水ミチコ トーク&ライブ2019inたけとよ」が予定されている。 また、親子で楽しめる舞台芸術企画ゆめっぴによるファミリー公演、「ズーラシアンブラス『音楽の絵本 アミーゴ』」、 セリフがない粘土のキャラクターによる「A・MANO」(スペインの劇団エル・パティオ)も公演が楽しみである。
「MILLEA星空コンサート」や「ジブリ×ジャズ×ゆめホタル(R) クリスマスコンサートJAZZの森」、「反田恭平&務川慧悟2台ピアノの競演」も希少価値の感じられる公演である。
2019年度も引き続きよろしくお願いいたします。