2021年 5月号 「例年より早い梅雨入りの中での事業」
3回目となる緊急事態宣言が発令され、5月31日まで施設の利用制限が継続されています。会館として直接的な影響を受けなかったが、一般利用者にとっては不便を強いられていると感じています。
そのような中、例年より早く梅雨入り宣言がありましたが、屋外で実施する芸術と科学のハーモニー事業の「モデルロケット製作教室&打ち上げ大会」が8日に天候に恵まれ実施できました。
22日は「天体望遠鏡製作教室」が開かれ、小中学生が望遠鏡の製作に一生懸命取り組んでいます。26日には製作教室参加者が製作した望遠鏡で、「ゆめプラ星空観察会」が行われます。当日は、夕方から宵にかけて日本の広い範囲で皆既月食が見られることから、期待が膨らんでいますが天候が心配されます。
事業として定着した「ゆめプラサロンコンサート」が今年度も6公演予定されています。最初の公演は6月12日にアコーディオンとタンバリンによる演奏がありますが、ひと足先に今月中に町内の小学校でのアウトリーチ全23公演が実施されています。
実際に実施された状況を聞くと公演タイトル「愉快、軽快、音楽のびっくり箱~思わずカラダが動き出す~」にあるように、生徒の目の輝きが普段とは違う表情を見せているという報告がありました。
また、タンバリン奏者からは、梅雨の時期で空調により除湿がゆきとどいたホールでなく教室での演奏で、タンバリンの皮が緩み音に影響が出て苦労しているということが聞かれました。ここでも梅雨による湿気が演奏に影響を与えているようです。
13日に立川流彫刻六代目棟梁立川芳郎尚富氏が来館しました。以前から知り合いの方ですが、第21回となる立川展が開催されているので美術館の案内に来られ、その際美術館に名古屋芸術大学の学生が学芸事務員として勤務しており、その勤務状況が前日の中日新聞朝刊に記事として掲載されたので、そのことも知らせていただきました。
今回の美術展は「作右衛門屋敷」の開館を記念しての特別展として行われ、立川流を受け継ぐ立川家と間瀬家の美術作品を紹介することになっているようです。
今日は会館スタッフが絵画展の準備に忙しくしています。第26回となる絵画展は25日から30日まで実施されますが、事前の2日間は搬入や展示に時間が掛かり、終了してからの会場の復帰作業にも時間が掛かります。
コロナ禍による感染対策のため、舞台公演に制約が加わる中、展覧会では3密を避けて余裕をもって見学していただき、例年より多くの鑑賞者が入場してくれることを期待しています。