― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

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2022年 12月号 「武豊春の音楽祭2023に向けて」

武豊町民会館は、2022年度末を迎え10回目となる「武豊春の音楽祭2023」の準備が進み、年明けとともに実際の運営に対する取組が忙しくなると思われる。音楽祭は実行委員会主催の公演に加え、町民会館を利用して活動する個人・団体が市民企画コンサートとして、多くの公演が予定されている。

町民会館が鑑賞事業だけでなく、町民が気軽に安心して参加できる機会づくり、町民によるまちづくり、協働のさらなる促進を進めていることの効果が出ていると考えている。

2023年度事業は「ゆめプラサロンコンサート2023」の内容が決まり、先行発売のスタートも始まる。

音楽祭のオープニングは、「進藤実優&名芸フィルによる華やかなピアノコンチェルト」となっているが、実際に鑑賞される皆さんが当日驚かれるかも知れないので、内容について紹介しておきたい。

当日のプログラムは、モーツアルトの歌劇「フィガロの結婚序曲」、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」、そしてドヴォルザークの「交響曲第9番新世界より」の3曲となっているが、通常はオーケストラの編成が3曲とも2管編成(管楽器をそれぞれ2本とした編成で、弦楽器の第1バイオリンが12本、第2バイオリンが10本、ビオラが8本、チェロが6本、コントラバスが4本)で、全体で60人前後の人数となる編成である。

今回は、指揮者の意向もあり新しい取組として小編成のオーケストラで演奏を行うことになっている。具体的には管楽器が1本で10人、弦楽器は11人となる合計21人のオーケストラである。

幸いスタッフが希望した曲目の編曲リストに今回の曲目がありプログラムが決まった。編曲者はイアン・ファーリントンで、小編成オーケストラ版の編曲を手掛けているイギリス人の、ピアニスト、作編曲家である。最近は世界でも彼の編曲作品が取り上げられるようになり、知っている方もいるかもしれない。

通常、音楽を楽しむ観客の多くは、大編成のオーケストラを好むが、長年音楽会に足を運んでいると、小編成のアンサンブルや独奏に興味が移る傾向がある。それは、小編成となると楽曲の基本的な構成が理解しやすく、クリアで洗練された響きが生み出しやすい特性があることによる。結果として、繊細で美しいアンサンブルが実現できる公演が鑑賞できることになる。

特に、今回のピアノ協奏曲では、ピアノの魅力が存分に楽しむことができると考えている。このような編成による公演を企画した指揮者の意図がどのような結果になるのか興味が湧くところである。当日鑑賞される皆さんには、ぜひアンケートに率直な意見を記述していただくことを願っている。