2024年 4月号 「周年事業が盛りだくさん」
竹本義明
新年度が始まり、職員一同あらたな気持ちで会館運営に取組んでいる。今年度は武豊町制70周年と町民会館開館20周年が重なり、武豊町では多くの記念事業が予定されている。町民会館は「YOU+ME PURAtto Fes.(ゆめプラっとフェス)」と武豊町舞台芸術企画体験事業ゆめっぴ企画「第19弾ふわふわサーカス(ユニコーンくんと夢の世界の大冒険)」が行われる。
その他に、ゆめたろうプラザ開館20周年記念事業として6事業、武豊町制70周年を記念して6事業が予定されている。すでにゆめプラサロンコンサートの第1回目と、ハーモニー事業の「モデルロケット製作教室&打ち上げ大会」が終了した。
21日にはゆめプラメイト総会2024が行われ、イベントに「名古屋芸術大学ザ・ベストテンコンサート」が、1980年代を中心としたミュージックシーンを披露し、大変好評であった。
ゆめプラメイト会員は、規約の目的に「ゆめたろうプラザで開催される文化体験事業・文化創造事業・交流協働事業の鑑賞事業や芸術と科学のハーモニー事業への参加の機会を通じて、文化芸術の向上を図ります。」と謳っている。
ゆめプラ会員は、事業への住民参加の入り口と住民サービスの一環として、住民要望に基づく事業展開において多大な貢献をしてきた。今後もゆめプラ会員の協力がなければ、事業運営の発展が困難と考えている。
あらためて、会員の推移を確認すると、20年前の2004年ゆめプラメイト会員発足当時、会員数は1,345人であったが、今年2024年度は641人と半減している。当面の希望としては、発足当時の会員数を実現することが望まれる。
会員を一定数組織することは、事業に対する意識や要望の把握にとって重要であり、事業ごとのアンケート調査の回答とともに、新たな企画を立てるときの方向性を予測できるなど、役立つ情報を知らせてくれる。
20周年を迎え、町民会館を訪れる住民の方は年齢的には高齢者と子どもたちの二極分化が起きている。いわゆるZ世代と言われる10代から20代の住人の来館者が少ない傾向になっている。
ゆめたろうプラザでは、芸術と科学のハーモニー事業を実施しZ世代を対象とする事業を実施しているが、事業の対象人数に制限があり動員の増加には結びついていない。毎年ゆめっぴ企画が子供たちの動員に効果をあげているので、回数を増やすことを考えたい。
そして、20代の来館者を増やすため、事業企画を真剣に考える必要があると考えられる。