― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

ゆめたろうプラザ

芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」

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2013年 2月号 文化創造プランのパブリックコメント

12月号で第2次文化創造プランの策定作業の進捗状況について記述したが、2月になり原案が出来上がり町民から意見を求めるパブリックコメントが、広報たけとよ等で募集されている。

多くの町民の方が資料を閲覧して意見が出てくることを期待しているが、特に武豊町民会館の8年間の取り組みを評価し、これからの事業の考え方や計画期間の重点施策、運営計画に積極的な意見がだされることを望んでいる。

今年になって近隣の自治体において文化振興に関わる計画の改変作業が行なわれ、いくつかの自治体でお手伝いをさせていただいた。これらの会議は審議会等の会議の公開に関する指針に基づき公開され傍聴者を受け入れており、特に館長便りで紹介することは問題ないと考えている。

小牧市文化振興推進会議では副会長として平成25年度教育委員会(社会教育)基本方針について教育予算及び主要事業について審議したが、文化振興事業決定の透明性や地域で活躍する実演団体との連携の在り方に意見が出された。

刈谷市では、文化振興基本計画のアドヴァイザーを務めているが、予算が確保できず文化振興課担当者による基本計画作成手続きとなった。庁内の各関係部署に原案を提出させ確認をした上で、基本計画作成作業をフィードバックしている。このような手続きは、どちらかと言えば行政にとって関心が薄い文化政策が、庁内の理解が深まる効果があると期待している。

名古屋市文化振興計画評価委員会では座長を務めている。名古屋市の文化振興計画は、市長が在任中の4年間の計画について評価をし、新たな4年間の方針を策定する性格を持っている。若い世代の実演家による委員会を組織したことと、事業の評価をするということが特徴である。

以上のように自治体により様々な取り組みが出てきているが、今回武豊町は10年間の成果と課題を踏まえ、7つの重点施策を決めて取り組むこととしている。

  1. 知多半島春の音楽祭の展開 
  2. 芸術と科学のハーモニー事業の交流機能の充実 
  3. 学校などホール外でも文化にふれる機会づくり(アウトリーチ) 
  4. U39など若手サポーターの育成 
  5. 夢を持った様々な人をつなぐ(連携の促進) 
  6. より多くの入場者、適切な価格設定など、収入の向上 
  7. 町内外への更なる浸透をめざした情報発信

である。