― 芸術と科学のハーモニーを奏でる「創造の丘」武豊町民会館 ―

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2024年 2月号 「三井住友海上しらかわホール存続について 2」

竹本義明

館長便り2023年6月号で、三井住友海上しらかわホールについて、存続を求める署名活動が始まったことを紹介した。その後、8月28日3芸大学長(愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学、名古屋芸術大学)が河村名古屋市長に支援の要請をし、応援の約束をいただいた。

9月15日には嶋尾名古屋商工会議所会頭に会い協力をお願いした。その後、県内で活躍する音楽系アマチュア500団体(吹奏楽、合唱、オーケストラ)からも署名の協力があった。愛知県はアマチュアの音楽団体の組織率は全国トップクラスで、音楽文化の底辺を支える団体が参加することで、活動の意義が大きく前進したと考えている。

10月には、署名者・賛同者数の増加が加速し、エリアも名古屋だけでなく関東や関西などにも広がり7,000名となった。30日には上京し、公益社団法人日本オーケストラ連盟事務局を訪ね、桑原専務理事、竹内常務理事・事務局長に全国の加盟オーケストラへの署名活動を依頼した。

12月13日には伊藤愛知県文化局長と飯田教育長を訪ね、署名活動の現状について報告し、しらかわホール存続についての協力をお願いした。当初、河村名古屋市長と三井住友海上火災本社を訪問し、ホール存続の要請をする予定であったが、諸事情により実現できなかったことは残念である。

しかし、年が明けて2月9日に三井住友海上火災本社からの担当部長2名が来名し、名古屋本社で3芸大学長と服部名古屋ウイーンクラブ代表及び山川幹事が、この時点で集まった12,214名の署名を渡し、要請を行うことができた。

この時の内容については「しらかわホール存続を望む会 Official Page」で間もなく確認することができるので、今後の活動について引き続き協力いただくようお願いしたい。

三井住友海上火災保険株式会社の本社担当者は、しらかわホールを含むビルの売却方針に変更はないが、存続を求める多数の署名は、音楽団体及び地域社会からの要請として重く受け止めていると言われた。

当初、売却後の使途制限は設けないということであったが、今後は最適な売却方法について、しらかわホール閉館後にじっくり考えていくという考えを述べられた。

そして要請を行った3芸大学長からは、クラシック専用ホールとしてのしらかわホールの素晴らしさ、音楽教育に必要不可欠であることを述べて、あらためて存続できた場合の活用方法などについて話をさせていただいた。(以上しらかわホール存続を望む会 Official Page掲載予定原稿から引用)